#3 睡眠中にやってくる悪魔―腓返り―

2013/6/14

寝ていて急に足がつってしまったこと、ありませんか?

助けを呼ぼうにも夜中。声も出せず、痛みにのたうち回る経験をしたアスリートは結構多いと思います。他にも、走っていて急にふくらはぎが痙攣を起こしたり。

これらの症状を「こむら返り」と言います。「こむら(腓)」とは「ふくらはぎ」のことで江戸時代にそう呼ばれていたそうです。

原因として筋肉(腓腹筋)の収縮異常がひとつ。筋肉は伸びたり縮んだりして力を発揮します。
運動で激しく汗をかいたり大量の水分摂取により体の中のカリウムやナトリウムといった電解質のバランスが崩れると、筋肉の伸縮サイクルが異常を起こして収縮したままになってしまい「こむら返り」が起こるのです。

だから冬よりも夏の方が「こむら返り」が起きやすいのです。バランスのよいミネラル分の摂取を習慣化すること、例えば海苔などの海藻類、豆腐などの大豆製品は毎日の食事に取り入れたいものです。


もう一つの原因が筋力不足からくる痙攣です。普段あまり運動をしない人が急に運動すると「こむら返り」が起きやすいのは、単純にふくらはぎの筋肉が動きに耐えきれなくなるためです。

それがアスリートであれば筋肉にかかる動きの負担は一般の運動とは比べものにならないほど高いものとなるでしょう。


だとすれば、普段から筋肉を動きの負担に耐えられるよう強化しておくことが「こむら返り」の予防につながるのではないでしょうか。



トレーナーズベース長崎   林 龍一