#14 成果をあげるコツがある! ~特異性の原理~

2014/1/16

短期間にスポーツパフォーマンスやトレーニングの成果が出る人は、そのコツを知っている!と、成果をあげるコツがあるシリーズも第一弾、第二弾に続き、今回で第三弾となりました!

今回の成果をあげるコツとは、パフォーマンスアップやトレーニングで得られる効果は、刺激を受けた技術動作、筋肉部位や体力要素にだけ反応し身体に現れるということなんです。

この事を「特異性の原理」といいます。

例えば、短距離を速く走りたいというパフォーマンスを可能にする為には、速く走る為の動作技術を習得する事が一番の効果を得る事ができ、速く走る為に発達させていきたい部位、体力要素の強化トレーニングを実践していく事が一番の近道!ということなんです。

その為には、これまで紹介してきた2つの原理も取り入れ、計画を立て実践していく事で大きな効果が期待できます。『過負荷の原理』『可逆性の原理』『特異性の原理』は、トレーニング三大原理と言いわれています。

トレーニング原理とは、「体が適応する根本的な法則・仕組み」です
◎過負荷、可逆性の原理は、基礎体力、筋力要素に大切な原理でした。
◎特異性の原理は、技術要素、スポーツパフォーマンスの部分に大切な要素、原理と言えます。

以上の事をふまえて、短距離選手の走力アップを目的として1年間のトレーニングを三大原理に当てはめ考えてみると、
⑴試合のないオフシーズンでは過負荷の原理に基づいて、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトなど、基礎体力や筋力の底上げを高めるトレーニングを優先的に行い、速く走る為の筋肉、身体を作っていくことが必要になってきます。

⑵シーズン前、シーズン中は特異性の原理に基づいて、オフに作った筋肉、身体が目一杯使える身体に変化するよう、走動作技術、走力トレーニングはもちろんのこと、パワークリーンやバウンディングなど筋のバネを高め、爆発的なスピードに繋がるトレーニングを優先的に行い、大会で最高のパフォーマンスを発揮できる為のピークを合わせていくことが必要になります。

⑶シーズン中は記録を出す為、技術練習に偏りがちになりやすく、これまで高めた筋力、基礎体力要素を維持する事を見落としがちになり安定した記録を出せなくなったり、肉離れなどの怪我を引き起こす原因になってしまうケースがあります。可逆性の原理に基づき、年間スケージュールの中に技術要素も体力要素も上手に組み込み、″継続して″トレーニングを行っていくことが必要になります。

原理原則と体力要素つまり、パフォーマンスアップの為には、今回の特異性、技術要素だけでなく、過負荷、可逆性の基礎体力、筋力などの要素を総合的に考えて、期間や時期による流れや専門性を考慮した、計画的なトレーニングの組み立てが″成果を上げるコツ″だと言えます。

みなさん、身体が適応する仕組みをしっかりと理解して、身体が変わる、パフォーマンスが上がっていくのを心から楽しみながら成果を上げていきましょう!!

トレーナーズベース名古屋 藤井智己