#16 筋力、体重を増やす意味

2014/04/05


「スポーツ選手は体作りが大事」、「たくさん食べて強い体にしよう」。
当たり前のように思えますが、スポーツで勝ち続けるために、大きな意味があります。


プロ野球の投手でこのような話があります。昨シーズン(2013年度)前半戦は勝ち星・防御率とトップで破竹の勢いでした。しかし後半戦、肩の痛みから登録を抹消され、シーズンを終えました。


そこで、その投手がオフに取り組んだのは、筋力トレーニングと食事で体重を100㎏近くまで体重を増やしました。プロ入り前が80㎏ほどの体重だったので、このプロ入りの4年間で約20㎏増量したことになります。


 ピッチングでも、100馬力ある体で、常に100馬力を使い続けるのには無理があります。筋肉で体重を増やすことは、100馬力を150馬力に引き上げるようなことです。150馬力の中の120~130馬力で勝負ができれば、「余力」が生まれ長いシーズンを戦えるようになります。


また、サッカーでJリーグのある選手は、一試合で体重が2、3㎏落ちてしまうことがあるそうです。それが続くと、疲労が抜けにくくなり、怪我につながるケースが多かったようです。
 そこでその選手は、トレーニングと食事で体重を3㎏増やして試合に臨んだそうです。こちらもあえて体重を増やしておくことで、「余力」を作ったと言えます。


日本でも近年、シーズン中も筋力トレーニングを行うことが、広まりつつあります。長いシーズンを怪我なく戦う。トーナメントや連戦でも勝ち上がる。そのような体のタフさが、勝ち続けるためには必要になってきます。
 練習や試合での「体の消耗」を、トレーニングや食事で「体を作り直す」、「力を蓄える」といったことも、大切になってくるのではないでしょうか。

トレーナーズベース埼玉  丹野 道雄